2015_3.31

午前9時起床。漢方服用。午前中は新聞、広告に目を通し、ゆっくり過ごす。昼食後、貼り絵。地獄変三部作のラスト。昨日は屏風の右側、今日は左側と真ん中部分を作る。作業的には少し単調だが根気よく続ける。夕方5時、散歩へ。近所の柳の内公園まで散歩し、公園で縄跳び1000回。縄跳びは意外と難しい。姿勢が曲がると足に引っかかってしまう。軸がブレずに良い姿勢を保てると連続で跳び続けられる。これは体のバランス、平衡感覚にも繋がってくるはず。武田真治も何かのインタビューで言っていた、縄跳びが出来ないとジョギングはできない、と。いきなりジョギングを始めると膝に強い負担がかかる、縄跳びで慣れさせて基礎体力をつけてからでないとジョギングは続かない、とこんな感じだったはず。まぁ、いい。夜6時前に帰宅。夕食。鯛食べる。明日は1日なので映画の日。みなみ会館にパーソナルソングを観に行きたい。覚えていたら行こう。


2015_3.30

午前9時起床。漢方飲んで貼り絵すすめる。昼食後、貼り絵と録画消費と休憩。夕方5時、散歩。西寺跡がある西寺公園まで。公園の近くに通っていた幼稚園があったはず。なので道中は幼稚園の通い道。懐かしい。通園中に通っていた道を歩いていると当時何回か行ったことのある小さな玩具屋がまだ営業していた。表から中を覗くと品数はかなり減って、物寂しい雰囲気だがなによりまだ営業していることに驚き。公園までの道中、変わっているようで変わっていない街並にも驚き。20分ほどで西寺公園に到着。ここは真ん中にある小高い丘が特徴的。昔からあるであろう案内板を初めて読む。五重塔の東寺(とうじ)と対になって西寺(さいじ)は建てられた。平安京遷都から2年後の796年ごろの話。塔も建てられ、金堂や大門もある立派なものだった。しかし東寺は繁栄したものの西寺は次第に衰退していき、焼失。時を経るごとに埋まっていってしまった、という。時代を経て今は公園の真ん中にある小高い丘に西寺の礎石が残されている。幼稚園に通っていた頃、天気の良い日にたまにこの公園でみんなで昼ご飯を食べたことをふと思い出す。歴史ある公園だなんて当時はわからなかったが20年以上経つと公園の成り立ちについて興味を抱くようになるもんなんだなと思う。ちなみに、久しぶりに公園に入ったが、懐かしい、という感覚には不思議とならず。公園自体は当時から変わっていないはずなのに。公園のすぐ目の前に小学校があるから、夕方は子どもたちで大賑わい。むしろアウェイ感すらあった。でも何とも言えない時代感の空気を吸えた気がする。午後6時帰宅。夕食後、貼り絵を進める。春の散歩が気持ちよかったので今日は心地よく眠れそう。

 

 

2015_3.28

午前9時起床。漢方と果物を食べる。脳がスッキリしないので折り込み広告を見ながらしばらく休む。昼食をはさみ、阪神-中日を見ながら地獄変三作目のイメージをスケッチ。夜7時までキャンバスに描く。夕食前からまたあのめまい感が強くなったので夕食を早く終え、今日は休むことに。ネットで調べて今気になっているのが、顎関節症説と副鼻腔炎説。今日の夕食前に顎の開閉時に耳の中がどう動いているのかひとさし指を入れて確認していると、左耳は口を開けているときは普通だが口を閉じる動作になると耳の中に下顎の骨が食い込んでくる。右耳と比べると左耳の方が明らかに食い込みと動きが大きく強い。左の下顎がズレて耳の神経を圧迫しているのではないか、という勝手な推測をしてみる。しばらく顎を緩めて開放させてみよう。これで改善されればおもしろい。少しでも良くなることを願う。


2015_3.27

午前10時起床。漢方を飲んでから先日注文していた松本ガクブチへ。額装が完了したとのことでトイレの貼り絵を取りに行く。少し暗めの赤いマットに黒縁の額。真ん中にモノクロのトイレの貼り絵。不気味でいい感じ。壁掛けの釘とフックのセットをくれたのでこれで準備万端。さてどこに配備しようか。帰って昼食をとってから地獄変3部作の3枚目のイメージと構図を考える。1枚目から、細かいところは平安時代の建物や装飾品の資料を参考にしながら同時に勉強している。三部作のラストなのでドカンとインパクトのあるものにしたい。夕方5時、四条烏丸で姉と待ち合わせ。昨年12月にオープンしたメキシコ料理屋ロティチキン&ジャッキータコスへ。どでかいオープンの中でグリルされる丸鶏を眺めながら看板メニューのチキンとタコスを食べる。美味い。チキンとタコスだけでも十分満腹に。帰り際、店長らしき男性と話し込む。そしてひょんなことから貼り絵を作ることに。メキシカンな店内にふと貼り絵が混ざっていたらそれはそれでおもろそう。やってみよう。その後、2軒目へ。雑居ビルの2階にある姉行きつけの酒場。カウンターのみで10人も入れないぐらい。おじさんたち相手にひとりで切り盛りしている女性店主は昭和62年生まれの同い年。はんなりええ感じ。そら流行る。初対面の62歳のおっちゃんと意気投合し終始しゃべる。10年前に退職してただいま無職歴10年。昼間は散歩したり家でギターを弾いて、夕方前に滋賀県大津から京都に出てきて飲み始めるのが日課らしい。水色の眼鏡をかけたおもろいおっちゃん。すき焼きの貼り絵をえらく気に入ってくれた。貼り絵作って色々おもろいことをしたい、と言うと、おもろいやっちゃ、もっとやれ!とエールをもらう。夕方4時ごろには近くの煮込み屋におるからまたこいや、との言葉を残し、おっちゃんは帰って行った。これはドラクエ方式な予感。次の繋がりが生まれたような気がする。行ってみよ。バスに乗って午後11時帰宅。今日は久々に飲み歩いて楽しい1日だった。明日から地獄変三部作のラストを作り始めよう。


2015_3.26

午前8時半起床。9時から貼り絵すすめる。微調整、貼り加え、などを12時まで。昼食をはさみ、1作目の微調整、貼り加えをやる。変に綺麗なのがずっと気になっていたので汚してみることに。やはり汚した方がぐっと泥臭くなる。綺麗ではないがそれがいい。貼り加えもうまくいったはず。寝かせて3作目に取りかかろう。午後2時半から散歩。歩いて京都駅前のヨドバシカメラへ。地下の手芸屋にキャンバスとフィキサチーフがあれば買おうと思ったが取り扱っておらず。1階に行き、ずっと気になっている低周波治療器を物色。安いものなら2000円台、持ち運べるコンパクトタイプは高くても5000円台ぐらいまで。首こりがどうも辛いので自分で解消できればいいのだが売り場担当者によると、首への使用はあまり薦められない、と。やはり神経が集中しており、万が一損傷した場合、メーカー側の責任が問われる、とのこと。だからほとんどの機器は肩より下、用になっている。一応首にも使える機器も売られていたが6000円近くする。今はちょっと手が出にくい。一旦保留することに。帰りにドラッグストアでアレルギー用兼コンタクト用の目薬とお灸を購入。お灸で最近強いめまいがちょっとでも改善できればいいな、という期待を込めて。20個入りで250円。待っていても仕方ないのでどんどん試していこう。夜は録りたまった録画をがんばって消費。今日は2作目完成記念でカラダを休める。


2015_3.25

午前8時15分起床。携帯の日付を見て、今日健康診断があることを急に思い出す。焼き芋を一つ食べてから身支度し、午前10時前、歩いて3分の保健センターへ。受付で説明を聞き、まずは尿検査へ。紙コップに尿を入れたらトイレ内の小さな窓口に置く。次に血圧測定。上が109mmHg、下が60mmHg。正常範囲内の低い方だろうか。次に身体測定。身長173cm、体重58kg。数年変わらず、こんなもん。続いて問診。MS、パーキンソン病の薬飲み始めた、でもめまいは昔からーーとひと通り話す。次に血液検査。1回目は空振り。血管に逃げられた、とおばちゃん検査医が言う。2回目で的中。血管は浮き出やすい方なので今まで困られたことはなかったから新鮮な思い。痛かったけど。聴診器で胸の音を聞く診察でも口頭で問診。脈の音がどくどく響いてカラダが揺れる、というと血圧の上下で大きな差がある時はそのような症状が出る場合がある、と言われる。めまいの事であまり循環器的な問題は調べたことがなかったので素直にそうなんですか、とうなずく。最後に胸部レントゲンを撮り、健康診断は終了。これで500円。定期検診を受ける機会がない自営業系の人間にとってはこういう制度はありがたいし、積極的に利用すべきだと思う。結果は2週間後。

昼食後、貼り絵。まだ全部貼り終わっていないが先に地面部分を汚してみる。いい感じ。綺麗に貼られた紙一粒一粒が汚れて、でも離れてみるとそれが綺麗になる。不思議。おもしろい。人物も貼り加えて、空間ができてきた。明日中に完成するかもしれない。

夜7時、夕飯を食べる。お腹いっぱいになると同時に強いめまいに襲われる。そのまま横になり、しばし休む。脂汗が出てくるほどの強烈さのあまりエチゾラムとビ・シフロールを服用。こたつに入り、1時間ほど横になる。今までのめまい感とはまた違い、変化してきている。これまでは浮動性めまいだったが、少し回転性が入ってきている気がする。同時に左耳奥の違和感がある。これは内耳性めまいなのか。今のところ、MSの後遺症ということで小脳や前庭機能の障害からくるめまい、という診断が多く、診察科も脳神経・神経内科がほとんど。しかし、思い返すと耳鼻科専門医の診断はあまりなかった。入院時に内耳性めまいは否定的、と診断されたくらいである。しかし、カロリックテストでは左耳の内耳反応は鈍いという結果が出ている。最近の耳の違和感と回転性めまいらしき症状を考えると、何か変化してきているような気がする。本当は明日にでもめまいに詳しい耳鼻科へ行きたいが先週に神経内科、今週月曜日に脳神経科(めまい外来)に行っているので極力避けたいところ。完全なるドクターショッピングに陥りかけている。そんな中、熊本ひとり暮らし時の水道代と最近作った名刺の請求書が一気に届く。他にも年金やらなんやらかんやら。いっそめまい専門医にでもなろうか。


2015_3.24

昨日は病院やらその他の外出用事があり、貼り絵を進められなかったので今日はぐんぐん進める。緑の背景部分と牛車を悩みながらひたすら作り、形にした。雰囲気もうんと出てきている。完成はもう目の前というところ。夜、早めに床に入り読書。0時台には就寝。


2015_3.23

朝8時半起床。午前10時から四条烏丸にある脳神経の病院で診察を受ける。意識が遠のくような症状が昨日一日中出ていたため、念のためにと急きょネットで調べて、分野的にちゃんと診てもえそうな病院へ。個人病院でビルの2階にある。綺麗な院内で受付のソファーには3〜4人が待っていた。問診票に記入を終えるとすぐに診察室へ呼ばれ、症状を説明する。2年前に撮影したMRI画像のディスクを一応持参していたので診てもらう。今回は個人的に脊椎系の疾患(頸椎ヘルニアとか)を疑っていた。院長に診てもらった結果、脊椎に異常はなし。椎間板が潰れているなどもなく、正常だと言う。診察中、椅子に座っているとめまい感が増してきたので途中から立って話を聞くことに。診察室内をうろうろ歩き回りながら先生と会話する様が異様だったのか奥のカーテンから看護師の女性がちらちらと覗き込んでいた。脳神経外科医のこの先生は神経系の病気についてさまざまな症例を診てきたようで、現在の症状はもしかしたら改善できるかもしれない、とパーキンソン病患者によく使われるビ・シフロールという薬を処方される。他のいろいろな病院でこれまで処方されてきためまい薬について「効かなかったでしょ」と優しく一刀両断。初診だがどこか期待できそうな雰囲気を持つ先生だ。とりあえず2週間分の薬を薬局で受け取り、ホリーズ珈琲で一旦休憩。その後、姉と合流し梅が見たいというので京都御所へ。しかし梅はすでに咲き終わりかけ。代わりに桃が花を開いて、不思議な甘い香りを漂わせていた。お気に入りのカレー屋ガーネッシュでカレーを食べ、イノダコーヒのケーキ屋でおみやげを購入し、夕方5時家に帰る。今日は朝から動き続けたのでさすがに疲れた。処方された薬がどうなるか。しばらく様子を見ながら生活していこう。


2015_3.22

午前10時起床。漢方を朝食代わりに飲んでから貼り絵。12時半、昼食。その後、阪神-オリックスのオープン戦を1時間観ながら雑務。外は気持ちのよい小春日和。「こんだけ天気良かったらどっか出掛けななぁ」と母言う。が、結局自分も含めて誰も外に出ず。夕方、夜とちょこちょこ貼り絵すすめる。


2015_3.21

朝9時起床。9時半、近所の東寺で毎月21日に行われる弘法さん(弘法市)に行く。ガラクタ市だが骨董品から無添加のドライフルーツ、乾物、スイーツ、本革鞄、油絵など出店ジャンルはさまざま。貼り絵を出店してみたら面白そう、と散策しながら考える。午前11時、帰宅。買って帰って来た回転焼きを食べて珈琲を飲む。昼12時、昼食をとってから貼り絵をすすめる。午後2時ごろ、熊本で借りていたアパートの管理会社から電話。昨日届いた退去精算書の内容について電話をしていたのでその折り返し。ルームクリーニング代2万円、エアコン内部洗浄8000円、という請求書が届いたが、入居時に交わした賃貸借契約書をよく読むと、ルームクリーニング代2万円は退去時に入居者が負担する、とは特約に書かれているがエアコン代については記載されていない。国交省のガイドラインを調べても故意の破損や異常な損耗でない限り、賃貸人(貸す方)が負担するのが妥当、ということになっている。電話口の担当者にそのことを伝えると、「あー、でもそういうルールになっておりますので…」と言う。理解してなさそうだったので、交わした契約書に書かれていないことをルールと言ってしまったら契約書の意味ないでしょ、とプチ説教。すると「一旦大家の方に聞いてみます」と言うのでしばらく待つと折り返し電話が。「ではエアコン洗浄代は不要ということで…」「はい、わかりました」と事務的な返しをした後、こんな姑息なシステムはあきまへんよ、今までの退去者は何の疑問も感じず払ってきたから今回も当たり前のように精算書に盛り込んできたんやろうけど、気付く人間もいることを覚えときなはれや、的なことを伝えて電話終了。そんなことを言われたからといって馬鹿正直にやめるとは初めから思っていないがこれでその管理会社には二度とお世話にならない、と決める人間が1人増えたのだ。悪くどいやり方をとっているといつか痛い目に遭う。お金に目が眩んでいる証拠だ。お金がなくて24時間目が眩んでいる人間もいるのだ。

その後、貼り絵を再開し、休憩をとりながら夜7時まで。夕食後はHDDに溜まっていた番組を見て、過ごす。午前1時前、就寝。

 

2015_3.20

今日も貼り絵。淡々と地道に進める。昼食後、区役所へ。特定疾患の申請書をもらいに保健センターの窓口で担当者といろいろ話す。何よりもまず医師がどう診断を下すか。それによって申請できるかどうかが変わる。恐らく病院や医者によっても考えた、捉え方が違うのだろうけどそれもどうかと思う。まぁとりあえず動こう。その後、ネットで見つけた額縁屋へ。歩いて10分ほど。そこは想像していた店とは少し違った。額屋は額屋でも、オーダーメイドの額縁屋だった。店内は額工房になっていて、高さ3メートルくらいの大きな切断機やらが置かれている。話をするとおっちゃん一人でやっている模様。このおっちゃんがよく喋る。ザ関西人のおっちゃん、という感じ。話もおもろいし、なにより止まらない。途中、大学院生の女の子が注文していた額装の確認に来ていた。作品は相当なサイズ。1.5×1.7mぐらいはあったんじゃないかな。龍が真ん中に書かれた中国の歴史的風景が描かれたデジタル画で迫力満点。あれぐらいデカい貼り絵も作りたいな、と喋りながら思う。結局、その額縁屋を出る頃には3時間が経っていた。ちなみに額装を頼んだのはトイレの貼り絵。枠、マットのサンプルをあれこれ組み合わせてイメージしながら良さげなのを注文。トイレの貼り絵、自分の中のイメージは〝ちょい気色悪い〟である。トイレの制作期は初めてパニック発作の症状が出始めた頃。その症状の理由がわからず、外に出るのが一気に怖くなり、5日間ほど一歩も外に出ず、ずっと家に籠っている時にできた貼り絵である。作っている時は思わなかったが、今見返すととても暗い空気感が出ている。恐らく、その時期はトイレの電気もつけなかった記憶がうっすらある。明るい光が怖かったのだろうか。当時の感情や考えはあまり覚えていない。

帰宅後、また貼り絵。夕食を食べるときは毎日グラつきが強い。行儀は悪いが片手を後ろに着き、バランスをとりながら食べる。地べたに座ると強くなる傾向はある。椅子に座ると少しマシな気もする。理由はわからない。血流が関係しているのか。午前1時ごろ就寝。


2015_3.19

目覚めると午前10時半。早起きして貼り絵をしようと思っていたが寝過ごす。なので午前はあきらめる。昼食をとり、Aと1時間ほど電話で話してから貼り絵開始。二作目製作中。空と地面部分を貼り進めていると今までとは違う角度の風景がふと頭に広がる。地獄変の原文を追いながらその景色を作るとかなりしっくりきた。昨日までのなんともいえないモヤモヤがとれた気がする。牛車の車輪の向こう側にも取りかかる。今日の貼り絵は午後2時から午後4時半、午後5時〜午後7時、午後8時半〜午後10時半まで。夜になると急激に疲れが出やすくなる。疲労のしやすさは多発性硬化症の症状の一つでもある。Twitterでも同感する人がいた。改善しようがないと思うので自分のカラダをうまくコントロールしていくしかなさそう。夜10時過ぎ、阪神タイガースの仕事先の人から電話。今年から新しく始まる予定だったファームに関する仕事が流れてしまった、との連絡。残念。正直、その仕事の誘いがあったことも京都に戻った理由の一つである。でも流れたことは仕方がない。その後、体調のこと、病気のこと、貼り絵のことなど喋る。今まで事務的な話しかしなかったからとても新鮮。その人が所属する会社には障がいや特定疾患を持つ人を雇う特別採用枠があるらしく、採用された人は見た限りは元気に働いているという。詳しく聞くと発作系の病気のよう。職場では発作が出ないように薬を飲んでコントロールしているのだろうか。とにかくそういう枠もあるから、という話をもらう。身近なところにもそういう制度がある、という情報を知ることができたのは嬉しい。インプットしておこう。


2015_3.18

午前10時〜午後12時まで貼り絵。地面部分をひたすら作る。作りながら構図をあれこれ悩む。角度も悩む。どれが自分の中で一番グっとくるか。貼ってみて思いつくこともあるので、とりあえず今は作り進める。多少荒くてもどんどん作って後から改善していけばいい、という最近持ち始めた考えでひたすら作る。それでも途中でやっぱり悩むけど。昼食をはさみ、夜7時まで。夜9時から11時までお礼の手紙を書く。

 

2015_3.17

午前中から貼り絵「地獄変」三部作の二作目にとりかかる。イメージを鉛筆で下書きし、貼り始める。昨日病院の帰りに文具店で良さげな和紙が手に入ったのでメインの牛車部分はそれを使う予定。工程的にはおそらく最後になるはずなのでそこまで慎重且つぶっとばしていきたいところ。夕方までやって本日分終了。午後10時〜「銭の戦争」最終回を観て、満足。一話から最終話までちゃんと連ドラを見たのは何年ぶりやろう。内容がずっと面白かったから観る事ができたのか。寝かけに動揺病、下船病について調べる。平安時代、牛車に乗る貴族の中には動揺病を患う者もいた、という文章を偶然見つける。今貼り絵で作っている時代背景は平安時代でさらに牛車を作ろうとしているまさにこのタイミングでの結びつき。縁なのか。最終的にヒポクラテスと四体液説に辿り着く。ヒポクラテスは紀元前、古代ギリシャ期の医者。紀元前に生きた人物だがその知識や説は現代に引き継がれており、医学の父とも呼ばれている。これはまたおもしろいところに辿り着いた。今後も掘り下げていこう。

2015_3.16

病院診察日。午前8時30分に家を出発し、9時京都駅発の市バスに乗って50分かけて病院前の停留所まで。ちなみに初めて行く病院。多発性硬化症の専門医が多く在籍している、国内では数少ないMSの専門的医療機関。市内からは外れた場所にあるのが少々ネック。熊本でフォローしてもらっていた病院からの紹介状を出し、受付を済ませると10分も経たないうちに診察室に呼ばれる。初診だがおそらく今回からしばらくはお世話になるであろう神経内科の先生と初顔合わせ。柔らかい雰囲気で優しそうな人。毎度のことだが何年前に発症して何年前と何年前に入院して……といったこれまでの経緯を初診では説明することになるので、あらかじめメモ書き程度の自作資料をA4用紙1枚に打ち込んでおいたのでそれを渡す。あとは過去通院した病院での検査結果をコピーした書類。渡したがあまりを目を通す素振りはなかったので少し不安になる。紹介状に書かれた症状と経緯をメインで追いながらの質問に一つずつ答える。ベッドに仰向けに寝転がり、各部位の反射機能検査。左手、左脚の筋力は右側に比べると弱いままであるよう。左手の動かしづらさも残ったまま。水平眼振もアリ。左顔面温痛覚も低下のまま。閉眼状態でのその場足踏み検査も受ける。右斜め前方向を向き、大きく後進していた。そして、最後にMRI検査へ。最短が12時スタートだったのでそれで予約。1時間の空き時間ができたのでその間に食堂で昼食。天丼600円。11時半になり他に時間を潰すところもないので検査受付前へ。12時前に名前が呼ばれ、ベルト類を外してからいざMRIへ。この検査をする時は毎回、仰向けに頭を固定されてから機械の中に頭から水平方向にベッドと共に入っていくのだが、筒状の狭いところに入り、撮影機器の真下に着いた瞬間、強烈なめまいが起こるのである。体感では仰向けのまま頭の方向に水平移動している感覚が残っているのに実際は既に止まって視覚でも動いていない、という三半規管の錯覚がめまいを引き起こす原因だと思うのだが、これまでに何度も耐えきれずパニックになり、一度出してもらうことが多々あった。今回は検査技師の先生に全て説明してみることに。すると、ベッドをMRI機器の高さまで上昇させておいた上で水平移動はなるべくゆっくりやりましょう、ということに。機械に入っていき、静止した後、めまいが治まってから撮影を始めてもらいたい、という提案にも、そうしましょう、と非常に協力的に受け入れてくれた。結局、機械に入ってからめまいは3分ほどで落ち着いたのでそこから検査スタート。検査時間は約15分。途中で何度かグラグラ、クラクラ系の強いめまいが出たが、動くとまた最初からやり直しになるため、歯を食いしばり何とか最後まで耐える。検査を終え、結果はまだわからないが心の底からホッと一息。そのまま診察室へ戻り、撮りたてほやほやのMRI画像を先生と見ながら、説明を聞く。MRI上の診断結果は、白っぽい部分はいくつかあるが新しい病変ではなく異常な無し、16歳の時の病変は延髄に傷跡として残っている、とのこと。平衡失調、左手足の脱力症状、左顔面の温痛覚低下はやはり発症時の後遺症として今も残っている、らしい。とりあえず再発してなくて良かった。処方箋は漢方、エチゾラム、抗めまい薬はなし。漢方は茯苓飲合半夏厚朴湯1日3包、エチゾラム1日2錠。エチゾラムはこれまで頓服用で週に4錠ペースで処方されていたが今回診察を担当した先生は1日2錠を処方。確かに服用している間はめまい感は多少気にならなくはなるがよく依存症になりやすいとも聞く。今までにない処方なのでこれを機に身を任せてみようと思う。めまい薬なしは、これまで色々な病院で恐らく抗めまい薬に分類されるものは一通り処方されてきたものの症状の改善がなかった、と話したからだろう。いい意味で一度リセットできたような気がする。幼少の頃から感じているめまい感から16歳で発症した多発性硬化症、どちらも原因不明で現時点では完治は見込めないが、こうなってしまったものは仕方がない。なるようにしかならない、と思って前向きに生きよう。次の診察は2ヵ月後。清算後、難病支援センターで相談員のフルタさんと話し、次回の診察の際、難病申請に該当するか主治医に精査してもらうことに。今は高額なMS薬が必要な状態ではないが、症状&後遺症があるのには変わりない、という結論。軽度なのは幸いだが。申請について勉強しよう。


2015_3.15

今日は貼り絵を休む一日。先週の日曜日から1週間朝から晩までずっと貼り絵を進めていた。作っていたのは加地さんから依頼を受けた、WEB文芸誌掲載予定の芥川龍之介著「地獄変」の挿絵貼り絵。今回初めてキャンバスに挑戦。強く貼ると布部分が沈むので破れないか少々不安があったが破れることなく第一部は完成した。三部作の予定なのであと二つ。イメージはできているが毎度貼ってみて初めて分かることがある。それがまた面白い。そんなことで今日は家で一日ゆっくり。めまいも強くなってきていたのでちょうど良い。あしたは朝から病院へ。