2014_3.29

午前中、ゼロの最終掃除を終え、正午、不動産屋立ち会いのもと引き渡し。担当者によるともうすでに次住む予定の人が決まっている、とのこと。ゼロのような古い日本家屋が好きな人らしく、改築して住むのではなかろうか、という。建物自体は頑丈だったので出来れば原型は残して住んでほしい。昼過ぎ、雨の中写真を撮って一同解散。2013年3月(25歳)に初めて熊本に来、そこから1年間寝食した場所。玄関に鍵もなければカーテンも網戸もない家屋。夏はとてつもなく暑くて冬はとてつもなく寒い。春秋はとても気持ち良い空間が漂う。全国から旅人が訪れる不思議な場所。そこに1年間ずっといた。ひとまず通う場所がなくなる。これからは自分ひとりで突き進んでいかなければならない。あとは全て自分次第。頑張ろう。 

2014_3.24

昼過ぎゼロへ。29日の引き渡しに向け、物を減らさなくてはならないので焼却できるものは焼却。昼過ぎにお客さんが持って来たイチゴの紅ほっぺを食べ、休憩。21日のパーティーで出た段ボール片なども焼却。夜、ゼロ2階で使用されていた木製のローテーブルを家に引き取る。 

2014_3.23

午前からツリーハウス解体の続き。昼食を挟み、夕方まで作業し、ついにツリーハウス解体終了。すべて取り外し終えた後の木は寂しくなったもののそれはそれは立派で美しい一本の木。まさかここが本屋の店舗だったとは誰も思わないだろう。それぐらい自然な木である。今まで資材の重みがかかっていたので育ちにも影響があったのかもしれない。これからはのびのび育ってほしい。

2014_3.22

昼からツリーハウスの解体に取りかかる。モバイルハウスと同じくインパクトとバールで。屋根と内壁を取り外し、半分済んだところで今日は終了。途中、ビールで乾杯。パーティーお疲れさまも込めて。残り半分がんばろう。 

2014_3.21

今日は3/21ゼロ消滅カウントダウンはちみつパーティー。ゼンさん主催でDJやらVJ、光のアーティストらが集結して正午から夜9時までライブ。途中、音量のことで警察が来るハプニングもあったが普段あまり馴染みのないクラブシーンと接する貴重な機会、それはそれで楽しめた。これでゼロはいよいよラストへ。 

2014_3.20

朝、右眼のコンタクトレンズが破れる。ゼロに着いてから右眼に異物感があったので夕方家の近くの診療所へ。眼球に傷がついていた。2種類の目薬を処方してもらい帰宅。明日のはちみつパーティーの準備は手伝えず。明日はパーティー開催。

2014_3.19

 朝からゼロの引越し第一弾。軽トラと2tトラックで各1回ずつ。半分以上の荷物は運び出せた模様。あと1回で運び切る。

2014_3.17

 朝からモバイルハウス解体の続き。正午、解体完了。解体してみてわかったのは、骨組みがしっかりしていると建物自体もかなり頑丈になるということ。貼り絵のアトリエとして使用していたが、本当にしっかりした建物。よくできている。解体したのは東京で作られた初号機であり、そこから全国にモバイルハウスが派生していったのでいわば草分け的存在である。造りも見ながら解体できたしとても貴重な経験ができた。

2014_3.16

 昼、今月末で終わるゼロの記録を写真家石川直樹さんが撮影。午後3時からモバイルハウス解体。インパクトとバールで。1時間半で4割ほど。続きは明日。

2014_3.12

一昨日から今日まで師匠の展示物のジオラマ製作を手伝う。初日は昼から夜9時まで、2日目は朝から夜7時まで、今日は昼から夕方前まで。今日で完了した模様。シュタイナー展に出展するジオラマで1.8m×1.5mほどの超大作。スチロールと石膏粘土で土台と模型を製作。黒板スプレーで表面をコーティング。そこにチョークで道を書き記すスタイル。作り上がっていく過程を最初から見てきたのでやはり作品づくりは面白いなぁとつくづく思う。求めている人に作品できっちり応える様を間近で見られて良かった。こうやって作っていくのか、と。貴重な時間。

2014_3.11

久々の日記。3月1日、ゼロからアパートに引っ越し完了。もう少しで2週間が経過する。住み心地も良く、いい感じ。「たけしの本当はこわい家庭の医学」を見ていると、たまたまめまい患者への密着をやっていた。原因不明のめまいに悩まされる27歳の女性。いくつもの病院で検査や診察を受けてきたが耳や脳に異常は見られず、治療も特に効果が出なかったという。セカンドオピニオンとして三重大学病院の竹村さんという医師が診断を下したのが、「過換気症候群」。これは正しい呼吸ができていないことで血管内の二酸化炭素が過剰に排出され、血管が収縮し脳の血流が減少することで眩暈が起こる、とのこと。精神的な不安を抱えている人に多くみられる症状で呼吸が浅く速いとなりやすいとも。女性のその後は何も放送されていなかったが改善したのだろうか?それにしても女性がインタビューで答えていた症状や日常の感じが自分とよく似ていて驚いた。やはりいるんだな。苦しんでいる人が。過換気症候群は初めて聞く名前なのでこれから調べてみよう。何より症状が同じなので。もしかするともしかするかもしれない。 

2014_3.3

 午前中、実家から送った家電の受け取りを終わらせ、昼からゼロへ。着くと師匠が庭で読書。引っ越しが完了したことを伝えてから、雑談。コンペに貼り絵を出展したことを伝える。誰かに評価されてどうする、自分自身が評価すればいい。コンペに出した時点でその作品はそこ止まり。価値がぐんと下がるだけ。出展してください、個展しませんか?と言われるまで世に出さない、など。あの貼り絵はそこらへんの人に評価されるべきものではない、とりあえず出展はキャンセルしろ、と言われる。出すからには絶対に大賞を獲らなければいけない。どうも、やり方が下手くそ、らしい。戦略的なことなのだろうか。ここは素直に従い、美術館に行き、出展をキャンセル。従う従わないは別として、素直に体内に染み込ませることは大事なことと思っている。刺激的な一日。