2015_7.2

昼から貼り絵を作り進める。ある程度進めたところで慈さん(映像人類学者)から電話。平安神宮近くの古本屋HERRING BOOKSへ行かないか?とのお誘い。ちょうど行ってみたかったから、いきましょーと即答。午後4時前に店に到着。慈さん、京大アフリカ研究者の田中さんと合流。店はほどよく古びた雰囲気の古民家。靴を脱いであがるスタイル。外観からは中の様子が見えないのでわからないが店内に入ると思っていた以上に奥行きがあって驚き。本の数も品揃えも幅広くてただただすごい。白髪混じりの長髪がよく似合うマスターと缶ビールを飲みながらトーク。古本屋だが一応ドリンク注文可。本を見ながら読みながら、あーだこーだ話す。慈さんは途中で抜けて大阪へ。入れ替わる形で宝ケ池に住んでるという65歳の常連らしきおっちゃんが参戦。めまいの話をすると、お前空手やれ!と一喝。なんでもおっちゃんは空手の有段者らしく、以前道場で脳性まひの子どもを教えていたらしい。その子は平衡失調症状があったが、空手の型の練習をし続けるといつの間にか症状が改善された、という。空手の型は頭と背筋が真っ直ぐ伸びた状態をキープしながらでないとできないから、ということらしい。なるほど。確かにあるかも。体幹が鍛えられることでバランス感覚も養われるのだろう。おもしろい情報を聞けた。そのおっちゃんと色んな話をしながら1時間半ほど喋り、午後7時過ぎに解散。秋口に店で何か企画展をやろう、とマスター。こういう出会いとそこから生まれる芽がおもろい。おもろそうなことはなんでもやろう。日の入り前のきれいな琵琶湖疎水を横目にバスで帰宅。自分へのお土産に古本1000円分。