2015_6.10

午前中、耳鼻科へ。二週間ぶり。メニエル病の治療薬を二週間服用してからの診察。症状は変わりなし。食事中も電車に乗っている感覚。寝台列車のレストランみたい。今日はいつも診察をしている男性院長はおらず、橙色系に染髪した60代後半にみえる女性医師が診察をしている。また一から説明しないといけないのかと思いながら診察台に座る。症状どうですか?と聞かれ、変わりないです、と答えると、即効性ないからねー、と。このままでは同じ薬を出されて診察終了だと直感で思い、実は3歳の時からめまいが止まらないんです、と言う。すると、えっ!?そうなの!?と表情が一変。カルテを見返す貴婦人医師。20年以上治らなくて……と言うと、よし、こうなったらなんでもやってみよ!と急にノリ気の貴婦人医師。手に持った銀色に光る細長い医療器具を鼻の奥にずぼずぼ入れられる。両耳には聴診器のイヤホン部分のみをあてがう。すると、鼻に突っ込んだ器具から空気が放出され、その空気がなんと耳からしゅーしゅー出てくる。この治療は初めて。その後、鼓膜マッサージなるものを受け、二週間分の処方薬を受け取り、帰宅。ネットで調べるとあの治療は耳管通気法という治療法だったことが判明。医師によってはこれを取り入れていない人も多いらしい。技術が必要らしく、年配の医師は比較的取り入れている治療法であるとのこと。確かに、施術してくれたのは貴婦人風の医師。帰り際、受付の女性に聞くと、貴婦人医師はその病院の理事長であった。毎週水曜日の午前中のみ診察しているらしい。なんでもやってみよ!精神がなぜか心強い。もしかしたら少しでも効果があるかもしれない、という気持ちは今の自分にとって本当にありがたい。次もあの貴婦人医師に診てもらおうかな。気持ちの問題かもしれないがめまい感は少しラクになった気もする。


夜、師匠、師匠の友人である映像人類学者・川瀬慈さんと合流。EL FOGONへ行くが休業日。慈さんアテンドで料理屋酣へ。店のナイスなおかあさんも一緒にたのしい宴。慈さんとは初対面。だけど初めてじゃない感覚ですぐに解け合う不思議な波長。2軒目、三条京阪のBAR ヴィオロンへ。ラッパー兼人類学者佑史さん合流。初対面。そこでも盛り上がる。3軒目、ジャンゴへ。ここでも盛り上がる。慈さん途中で寝る。4軒目、夢や、へ。この店も慈さんチョイス&アテンド。なんと深夜0時オープン朝8時クローズ。途中から慈さん爆睡。佑史さんとひたすら喋る。午前3時をまわり、お開きに。タクシーで帰宅。すごい出会いと密度の濃い一日を過ごす。